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県外視察レポート【1】 銚子電気鉄道

内陸縦貫線存続に向け、あらゆる可能性を探り続ける健一郎。7月7日〜9日、視察の一環として千葉県「銚子電気鉄道」を視察してきました。

 銚子電気鉄道(以下銚電)は、その名のとおり千葉県銚子市内を運行する民営の鉄道会社です。しかし鉄道事業の割合は低く、赤字は食品製造販売、物品販売による事業収益で補われているという特殊な業態です。

 銚電を有名にしたのは、資金難で車両の法定検査さえ不能に陥った同社が、ウェブページを通じて「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」という文章を掲載し、ぬれ煎餅の購入などにより支援を呼び掛けたことでした。

 たちまち「2ちゃんねる」や個人ブログなどを通じて話題となり、マスメディアによる報道も手伝って、支援を申し出る人々から注文が殺到。煎餅の製造が間に合わないほどの話題を集めました。また有志は「銚子電鉄サポーターズ」を結成。運転資金カンパのほか、電車や沿線の清掃活動や撮影会などのイベント開催なども行っているそうです。

 小川社長は「銚電を残さなくてはならない理由」として、(1)住民の安全な足であり生活の根幹である (2)観光の目玉である (3)全国の鉄道愛好家のため …の三点を挙げました。

 こうして銚電は、平成10年から千葉県と銚子市より受けていた補助金を、17年以降は返上するまでに経営が安定。市民の足として、地域の観光路線としてばかりでなく、鉄道マニアも惹きつけるなど、いよいよ存在感を増しています。

銚子電鉄の
収入状況
鉄道収入(運輸・雑収入) 150,000,000円
副業(ぬれ煎餅、たい焼き、酒等) 412,000,000円
 ※副業のうち「ぬれ煎餅」の売り上げ 390,000,000円


銚子電鉄の
決算状況
鉄道 △87,000,000円 赤字
副業 97,000,000円 黒字
営業損益 9,060,000円 黒字
当期利益(税引き後) △99,767円 赤字

 健一郎の思い

 銚電が営業区間6.4キロで年間71万人を運ぶのに対し、我が内陸線は94.2キロで44万人あまり。売り上げを比べても6億円(うち煎餅が75%)対2億円と、数字からも内陸線の状況は厳しいです。また車両や機関車など、鉄道というフィールド全般に関する地域住民の“好き度”にも残念ながら差を感じました。

でも、きっと道は開けるはず。めげずに知恵を出し合いましょう、皆さん。健一郎はあきらめません。頑張ります。

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